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借り物の町と借り物のわたし(2)

03 01, 2009 | Posted in 小 説 | Thema 小説・文学 » 自作小説

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視界を遮る霧も、やがて晴れ、私は駅への通い慣れた道に、自転車を走らせた。
少し足取りが重かったためなのだろう。
いつもは、間に合っている踏切の遮断機が降りてしまった。
時計を確かめ、乗るべき列車の発車時間が迫っていることに、少々苛立ちながら、私はふと踏切の向こう側を眺めた。
通い慣れた道。いつもは、遮断機のこちら側で擦れ違う散歩する老夫婦。

「あれっ...」
微かな頭痛とともに、僅かな違和感を感じた。
別に今日が初めてではない。
少し遅れ、遮断機の降りた踏切を渡ったことも多くある。
しかし、今日に限って、「いつもではない」感が強かったのだ。

そう、この時点で既に変わっていたのだ。

山吹色の普通電車が通り過ぎ、遮断機が開く。
犬に引き摺られるように、老夫婦が歩き出す。
彼らが飼うには、少々大き過ぎるレトリーバーが、くぐもったくしゃみをした。
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